日頃先生に聞きたくても聞けないような質問ありますよね。忙しい診察中にゆっくり説明することはなかなか難しいですが、ここでは皆さんから頂いた質問にざっくばらんにお答えいたします。院長が日頃どのような考えで病気を診断し、お薬を決定しているのか、その根拠や考えを皆様にご理解いただく上で参考になると思っております。あっ、こういう意図が裏にあったんだと気づいていただけたら大変うれしいです。
インフルエンザウイルス感染症とコロナウイルス感染症を症状から厳密に区別することは難しいことが多く、そのために鼻咽頭粘膜から採取した検体で迅速検査を行います。
もし、大まかな特徴をあげるとすれば
・インフルエンザウイルス感染症:39度や40度近くの高熱がでたり、突然だるくなる・しんどくなる。咽頭痛はさほど強くない。
・新型コロナウイルス感染症:熱、咳、咽頭痛が現れる。時に飲み込めないほどのどが痛くなることもある。家族内ですぐうつる。
というようになります。
マスクをあまりしなくなっている現在、出かけた後や学校から帰ってきて上記のような症状があるときはすぐに受診してください。
新型コロナウイルス感染症にかかった人も多くなってきています。
しかし幸いなことに、罹患されたかたはみな軽症で終わることが多く、当院でも重症化して入院された方はいません。
新型コロナウイルス感染症には、何度もかかるのでしょうか?
答えは、同じ株で二度かかることはありません。つまり現在流行しているオミクロン株で二回かかってしまうことはありません。
当院では、令和4年の5月以降に感染した方で、再度コロナに罹患したという人は一人もいません。
従って、もし家族の誰かがコロナにかかっても、5月以降ですでにかかったという家族がいればその人はまたコロナにかかることはありません。同じ部屋で食事をしたり、寝泊りしてもうつりません。
ですから、春以降にコロナにかかった人は、今流行しているオミクロン株に再度かかることはないということです。
しかし、株が変わって新たな新型コロナウイルス感染症が流行したときには再度罹患する可能性があるので注意してください。
医療の最前線でコロナと戦っている医療従事者の方々に感謝します。
これまでにたくさんの新型コロナウィルス感染拡大防止策が言われてきていますが、実際に耳鼻科医院において有効な方策は何かを私なりに考えて書き記したいと思います。
人にウィルスを感染させない方法としては空間的隔離と時間的隔離と言うものがあります。まず、空間的隔離は皆さんもご存知の通り他人と距離を持つソーシャルディスタンスというものです。
医院では待合室の椅子の間隔を十分に取り、患者さん同士の距離をあけるようにします。
そして、時間的隔離と言うのは人と接触する時間帯をずらすという意味で、健康な人と感染を疑われている人の受診時間を変えると言うものです。つまり、発熱があり感染の可能性がある人には診察の終わりの時間に来院してもらうようこちらから来院時間を指示するというものです。
しかし、実際問題耳鼻科医院では多数の患者さんが一度に来院されることもあり患者さんとのソーシャルディスタンスを十分に保つことができなかったり、また発熱患者が比較的早い時間帯に来院されてしまうこともあります。
そこで、感染拡大防止のために耳鼻科医院において最も有効な方法とは何かを考えたところ、院内の換気及び空気清浄ウィルス除菌を常時徹底的に行うことではないかという結論に至りました。従いまして、当院では十分な換気を行うために診察室、キッズルーム、検査室、そして待合室において常に窓を大きく開けて風通しを良くし、また、大型空気清浄機や大型ファンを常時動かすことによって院内の十分な換気を行えるように心がけております。
いよいよ新型コロナワクチンが日本に輸入され、皆さんも接種するかどうかが現実の問題となってきました。ところが、最新技術を使ってつくられた今回のワクチンは知られていないことも多く、接種するにあたって誰もが不安を感じています。
新型コロナワクチンについて正確な情報を知るためにも参考にしていただきたいサイトがありますので是非読んでみてください。
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①PCR検査:
ウイルスの遺伝子量を測定する。検出感度は高いが、検査時間がかかる。鼻から検体を取るので痛い。が、最近唾液からの検査が可能となり、痛みもなく感染リスクが少なくて行える。保険適応。
②抗原検査:
ウイルスに特徴的な抗原となるタンパク質を調べる(インフルエンザ感染症の検査もこの原理を利用しています)。PCR検査に比べて精度が劣る。陽性のときは診断は確定されるが、陽性患者でも陰性とでてしまうことあり(だから追加検査が必要)。検査時間は約30分と短く簡便に行える。鼻から検体を取るので痛い。
③抗体検査:
血液から調べるので採血検査で済む(安全に検査できる)。ウイルスの感染歴、つまり血液中の免疫反応(抗体)の有無を調べる。最近感染した(IgM)か、過去に感染した(IgG)かがわかる。しかし陽性であっても必ずしも感染を防げる保証にはならない。抗体がどれだけ予防的に働くかどうか、またいつまで持続するか(一生つづくかどうか)についてはよくわかっていない。感染の既往の疫学調査を行う場合に施行される。つまり大人数の人に施行すれば、その地域でコロナ感染がどれだけ広がっていたかという疫学情報を知ることができます。
ある時から突然耳鳴りがするということがあります。
耳鳴りはいろいろな原因で起こる症状で、年齢によるものもあれば、実は難聴が起こって耳鳴りとして感じていることもあります。治療の側としては特にこの急に起こしている難聴がないかどうかを聴力検査で見つけ出し、すぐに治療を始めたいと考えています。理由は治療により難聴や耳鳴りが治る可能性が高いからです。そのほか耳鳴りの原因には聞こえの神経に腫瘍ができて耳鳴りとなっているケースもまれにあります。しかし多くの場合、とくに高齢者の方の耳鳴りは年齢によるもので心配のないことが多いです。以上のことをしっかり見分けるためにも突然起こった耳鳴りはまずは耳鼻科を受診してください。
アレルギー性鼻炎に効く点鼻薬がドラッグストアなどで販売されいます。
いつも頻回にこの点鼻薬をさすことで鼻炎を乗り切っている人はいませんか?
実はこの市販点鼻薬、確かに鼻にさした時には一時的に鼻づまりが取れるうえに
メンソールの効果ですっとしますが、使い過ぎることによって余計に鼻閉を悪化させていることがあります。症状としてはしょっちゅう点鼻薬を鼻にさしていないとどうも鼻がつまってくる、、、といったものです。心当たりはありませんか?
鼻粘膜収縮作用をもつ点鼻薬は鼻づまりに対してすぐに効果がみられますが、使いすぎるとリバウンドにより使用していないときによけいに鼻の粘膜が腫れてしまい鼻閉が強く出てしまいます。鼻づまりをとるために点鼻薬をつかっていたら、よけい鼻がつまるようになってしまうのです。耳鼻科に来ていただければ、飲み薬で鼻閉がとれるものを処方いたしますし、点鼻薬でも鼻閉がでにくくする使い方を紹介いたしますので是非受診してください。
コロナウイルスの影響でマスクは手にはいらなくなっています。こんな状況で花粉症を持つ人はとても心配されてることでしょう。花粉症はなんとなく鼻のあたりがすっきりしない、顔がむしゃくしゃする、夜中いきなり鼻がつまる、朝のどが痛いといった症状で始まります。特に花粉の飛散量が増えた翌日以降にはこのような症状が顕著になります。
これらの症状の中で特に辛いのは夜中急に鼻がつまり出して眠れなくなることです。
一睡もできず翌日ぼーっとしてしまうことになります。市販薬として売られている花粉症の薬は主に鼻水やくしゃみは止まるものの鼻づまりが取れるものはほとんどありません。強いて挙げるとすれば点鼻薬か小青竜湯(しょうせいりゅうとう)とよばれる漢方薬になります。しかし強い鼻づまりがある場合には是非耳鼻科を受診してください。市販薬にはないお薬でほとんどの鼻づまりを治すことができます。
もしインフルエンザにかかっていた場合、家族内に伝染してしまったり、学校で友達にうつしてしまう危険性を考えれば、できるだけ早い段階でインフルエンザにかかっていることを突き止めなければなりません。ですから、体の異変に気付いてからどれだけ早くても受診して迅速検査(綿棒で鼻水をとってその場で結果がわかる検査)を受ける必要があります。熱が出てからまだ早すぎるから診断はつかないということはありません。我々医者は迅速検査の結果だけでインフルエンザにかかっていると診断するわけではありません。現在の状態、症状が出てからの経過、周囲でのインフルエンザ発症状況を踏まえて総合的に判断してインフルエンザと診断しているのです。症状が現れて早い時点で治療を開始できればかかった本人もすぐに楽になるばかりか、周りの人に次々感染していくリスクも減るのです。子供だけでなく看病するお父さんやお母さんまでもインフルエンザにかかってしまったら大変ですよね。また最近の迅速診断キットは性能も向上して、発症後早い時間で陽性が出るものが出てきました。医院に連絡して、ろくに診察もせず発症から時間が早すぎるということで迅速検査もしてもらえなかった時はあっさりあきらめて他の医院を受診しましょう。
妊娠中に耳鼻科の病気がひどくなり治療を希望されるケースが時々
よくあるのが喉が痛くなって食事もできない扁桃炎と風邪を引いた
このような病気で受診しても病院によっては、
耳が聞こえづらくなってきて、そろそろ補聴器を作ってみたいという相談を受けます。
納得のいく補聴器の購入のし方についてお話しします。
まず耳鼻科に診察にきたうえで耳の状態をチェックし、聞こえの検査を行います。ご年配の方で聞こえづらくなっていても鼓膜の奥に水がたまっていて、麻酔をしたうえで鼓膜を切開し、水を抜くだけで聞こえがすぐによくなる人もあります(滲出性中耳炎)。
また加齢変化として聞こえの神経が弱ってきて聞こえにくくなっている方には補聴器の試してもらうことになります。
補聴器は眼鏡店などで合わせて販売しているお店もありますが、いきなり高額の補聴器の購入を勧めてくるお店はよくありません。自分の聞こえの程度に応じて何度も補聴器の調整をしてもらい、納得のいったところで購入するのが正しい購入方法です。高額の補聴器を買ったのに全然使っていない、思ったようによく聞こえないというのは、この補聴器の調整期間が不十分だったからです。そして補聴器を十分試すことなく、購入を強引に進めてくるお店は好ましくありません。ご相談いただければ、十分な試聴期間をもって販売してくれる業者を紹介いたします。
お子さんで一年中鼻水をたらしている、鼻づまりでしゃきっとしないというとき、アレルギー検査を行うとダニアレルギーを持っているという場合があります。これは家の掃除ができていなくてダニでいっぱいということではありません。家の中には掃除が行き届いていてもダニがゼロというわけではありません。ダニアレルギーのお子さんは健康なお子さんの場合反応しないような少数のダニに対しても敏感に反応して鼻水や鼻づまりが出てしまうという状態になっています。そういえばうちの子ずっと鼻水をたらしているというお母さんは一度アレルギー検査を受けてみてはどうでしょうか?採血が苦手というお子さんでも指先から血を採る、痛みのない方法で行えるアレルギー検査があります。
ダニにアレルギーのある方についてこれまでは抗アレルギー薬とよばれるお薬を服用し、鼻水や鼻づまり、くしゃみをおさえるようにしていました。これは症状を抑える対症療法というもので根本的にアレルギーを治しているわけではなく、ダニにより刺激をうけて出てきた鼻症状(くしゃみ・鼻水・鼻づまり)を薬によって抑え込んでいるという治療方法でした。したがって薬を飲むのをやめると鼻症状が再び現れてきます。
ところが近年ダニ舌下免疫療法とよばれる治療法が行われるようになってきました。これは少量のダニ成分を含んだお薬を毎日服用していくことで体を慣らし、ダニに反応しない体質に変えていくという治療法です。つまりダニの刺激で出てくる症状を抑え込むのではなく、ダニの刺激を受けても反応しない体質に変えていくという根本治療です。治療は小児科から開始でき、当院では小学生の方で、血液検査などによりダニアレルギーによるアレルギー性鼻炎であることを確認したお子さんを治療の対象にしています。口の中で溶ける薬を1日1回毎日服用しますが、明確な効果が現われるのに2,3年かかるとも言われています。お悩みの方は一度診察時にご相談ください。
花粉症のシーズンに入ってご来院された場合、自分に最も合った花粉症の薬を決定するうえで教えていただきたいことがあります。
以上の内容について教えていただければ、医者は眠気などの副作用が出ない範囲で、今の症状に最もよく効く薬を処方いたします。鼻水がとまっていても、鼻づまりだけがひどくなってきた、夜鼻づまりでねむれなくなったなど、一部の症状の増悪でもお薬を追加・変更することによって細やかにしかも完全に症状をとることができます。薬には鼻水によく効く薬、鼻づまりによく効く薬、肌のかゆみによく効く薬があるのです。また目薬についても、コンタクトレンズを装用していても使用できる点眼薬を処方いたします。
くしゃみ・鼻水・鼻づまりで一年中悩まされている方、頻回にこれらの症状が現われる方には採血検査をすすめています。採血検査を行うことで自分はどのようなものに反応してどの程度アレルギー症状が出るのかが判明します。そしてこれらの情報から日常生活上どのようなことに注意し、何を心がけておけばよいのかを説明いたします。一例を挙げますと、一年中鼻水が出るお子さん(5歳)が採血検査(指先から痛みなしで採血する検査)をしたところ、強いダニアレルギーがあると判明しました。お母さんはその後、寝室の掃除機がけを以前以上に徹底し、空気清浄器をおき、布団に何度もレイコップをかけたところ、お子さんの鼻症状はピタリと治まりました。このように採血検査の結果を知ることで、生活の中で心がけることがはっきりし、アレルギーの症状を軽くできる手掛かりがつかめるのです。また食物アレルギーがある場合にはどのような食べ物を食べてはいけないか、注意しておかないといけない食材も判明します。
診察の時には必ず今飲んでいるお薬をチェックします。つまりお薬手帳を提出していただきます。服用しているお薬には大きく分けて二つの種類があり、高血圧やコレステロール値が高いなどの持病があるため日頃からずっと飲んでいる薬、そして風邪などひいて当院に来る前、他院を受診したときに処方された一時的に飲む薬です。前者の薬は日ごろからどんな薬を服用しているかで今回処方するお薬が相互作用をおこさないようにチェックするうえで大切です。ところが意外と軽視されているのが後者のお 薬なのです。「こちらの医院に来る前にも別の医院に通ったのですが、その病院の薬が効かなくて、、、」といわれた場合、先に飲んだ薬が無効だったという情報こそ、診断を進めていくうえで非常に重要なのです。さらに、前回のお薬内容がわからなければ、今回また同じ薬を処方してしまう危険性もありうるのです。前の医院で飲んだ薬なんてもう飲んじゃったんだから関係ないって思われるでしょうが、前に飲んでいた薬からより正確な診断をつけることができます。また服用する薬が増えすぎてきたために「手が震える」、「トイレが近い」などの症状が現われていることもあります。服用したお薬の内容を診察医に伝えられるようお薬手帳を必ず持ってきてください。ない場合は薬が入っていたシートでもかまいません。
小さなできものができただけでいきなりCTを撮影したりしたらとんでもない検査費用を払うことになりますよね。またちょっとした風邪で大病院を受診したら、診察だけで半日にかかるばかりか、病院が多くの患者さんでパンクしてしまいます。ですからどんな病気でもまずは開業医(医院)を受診して、ちょっとした処置やお薬の処方で十分治療できるものなのかどうか、また大きな病気が隠れている可能性があるから精密検査をするのに病院に紹介する必要があるものなのかどうか、開業医の先生の目で判断してもらいます。時には別の専門の科の医院に紹介されることもあります。つまり病気に詳しいお医者さんがまず話を聞いて病変を診察し診断が簡単につくのか、大きな病院で精密検査を受け手術をしないと治らない重病なのかどうかを判断するのです。
このように医療は原則まず簡単な検査から始めて診断がつかない場合に段階を経て大きな精密検査を行っていくことになるのです。まずは町医者である開業医が診察して医院で対処できるものかどうかを判断して必要があれば紹介状を書くシステムになっているのです。病院は重病の人、医者から精密検査が必要といわれた人が受診するところなのです。
皆さんの地域にはいろいろな科の医院があると思います。内科、皮膚科、小児科、整形外科。耳鼻科で診察していても通院している中で、高血圧が見つかったり糖尿が見つかったり他の科の病気が見つかったりすることがあります。また耳鼻科でみるより明らかに、皮膚科や、小児科など他の科の専門の先生に診てもらう方が専門的にきちんと治療していただけるような病気に遭遇することもあります。そんなとき、他の科の先生に患者さんを紹介してみてもらうことになります。患者さんには紹介状を持って別の医院に行ってもらうのですが、「顔のみえる紹介」というのは医師かよく知っている他科の先生(たとえば内科や皮膚科の先生)に紹介するということをさします。日頃から親しくしている先生なので、私からの紹介であればきっちり慎重に診てくれるということになります。医者も人間です。全く知らない先生から患者を紹介されるのと、親しくしている先生から患者を紹介されるのでは紹介をうけたときの気持ちの持ちようが異なるのです。紹介してくれた先生の顔をつぶさないためにも、何が何でもきっちり治療させていただきますという心理が働くのです。そのような場面で、紹介先の先生にてきとうに診察されたなんてことは絶対おこりません。結果的には治療においてその患者さんに最大の恩恵が得られるということになります。
診察をして体の異常を調べるために血液検査を行うことがありますが、採血した当日に検査結果がわかる場合と後日再来院したときに結果を知る場合とではどうちがうのでしょうか。耳鼻科では、のどが痛くて仕方のないとき、食事もできないようなひどい痛みの場合、その場で結果がわかる採血検査を行います。
これはその場で結果を知ることで、体の中でどれほど強い炎症が起こっているのかを知り、病気の重さ(重症度)と治療にどれだけ時間がかかりそうか説明することができるのです。今の病気がウイルスによるものか、細菌によるものかが判明し処方するお薬ががらっと変わることもあります。さらには、今大変なことが起こっているのですぐに大きな病院で精密検査をする必要があるといったことが判明して、大事になることもあります。でもこの検査では特殊な検査項目は調べることはできません。大まかな目安がその場ですぐわかるということです。救急病院に運ばれた際に行う採血検査もこれにあたります。
検査結果が数日あとにわかるという採血検査は、急な処置や急なお薬変更のいらないようなときに行う検査です。最近の血糖値はどうなっているか?コレステロールの値がだんだん上昇していないかなどです。数日あとに結果がわかってもその時点でお薬を変更して問題ないといったものです。
耳鼻科ではのどが痛い、顔が痛いといったさしせまった病気でこられるケースが多いのでその場ですぐに結果がわかる採血検査をすることが多いのです。
市販品で鼻水吸引器はいくつかあります。「ドラッグストアーで購入した鼻水吸い器でうまく鼻水が吸えない」
「せっかく買ったのに鼻水がぜんぜん吸えない」というお声を耳にします。市販の鼻水吸引器をよく見るとどれも先が太くなっていて赤ちゃんの鼻の奥には入りにくい形をしています。つまり使っていて事故がおこらないよう安全を最優先してつくられています。メーカーの責任問題にならないよう当然のことです。具体的には万が一先が細くて、鼻の中に差し込んで鼻粘膜を傷つけてしまった場合、鼻血が出る危険性があり器具が鼻の中に入らないように先が太くなっています。いわば安全を重視しているのでこのような形にしています。ところが鼻奥に器具が入りにくいのですから、奥に溜まっている鼻水が吸い出せないのは当然です。
ところで当院でオススメして販売している鼻汁吸引器は写真のように先が細くなっていますが、鼻の奥に十分差し込めば溜まっている鼻水が吸い出せます。もちろん購入していただく場合には、どのように差し込めばいいか、どれくらい差し込んでいいか、鼻血が出たときは大丈夫かなど、安全に鼻水を吸い出す方法について模型を使って説明いたします。どうぞご相談に来てください。
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