耳鼻科の取り扱う鼻、咽頭、喉頭、口腔、首においてもがんはできます。鼻腔がん、上顎がん、咽頭がん、扁桃がん、喉頭がん、耳下腺がんというものです。当院では内蔵と同様にこれらのがん検診を行っております。特に次のような症状のある方はがん検診を強くお勧めします。のどの痛みがずっととれない。1ヶ月以上声がかれている。煙草を吸う。口内炎がずっと治らない。飲み込みにくい。繰り返す鼻血、痰に繰り返し血が混じる。顔や首にコブがあり大きくなってきている。
当院の治療指針
口の入り口などは異常を認めた場合、写真で記録を残しします(▶1)。さらに鼻の奥や、のどの奥については十分な麻酔を行ったのちに鼻からファイバースコープを挿入し、鼻⇒のどにかけて粘膜の状態を観察します(▶2)。
ファイバースコープを鼻から挿入するため、咽頭反射はほとんど出ません。撮影した写真はカルテ上に保存しますので時間の経過とともに変化がないか、状態変化を定期的にチェックすることも可能です。精密検査必要である場合にはCT・MRI検査を連携医院に依頼して行います(▶3)。また採血検査にてがんに関連した腫瘍マーカーなどの測定も行います。最後にこれらの検査結果ならびにがんの病気についてモニターを用いて詳しく説明いたします(▶4)。
総合病院で耳鼻科領域のがん治療を受け治療が終了された方でも、再発の確認や治療後の定期検診(フォローアップ)を承ります。
● 主な検査方法:ファイバースコープ検査(鼻から挿入)
● がんを疑う症状
◆ のどの痛みがとれない
◆ 声がかれている
◆ 鼻血を繰り返す
◆ 口内炎が治らない
◆ 鼻が痛い
◆ 痰に血が混じる
● 精密検査としてCT・MRI検査を他施設(植月医院)に依頼します。
一方の口から水がもれてしまう。片眼が閉じない。片側でほっぺたをふくらませられない。片側で額にしわがよらない。ほっぺのしわが消えた。 上記のような症状が出た時には耳鼻科に来てください。顔面神経麻痺の可能性があります。また耳に水疱があったり、耳の痛みがひどい場合、帯状疱疹ウイルスによる顔面神経麻痺(ラムゼイハント症候群)の可能性もあり難治性となることもあります。
顔の動きを見たうえで、脳から来ているもの(脳梗塞など)なのか、顔面神経から来ているものなのかを見極めます。状況によっては近医に紹介しCT/MRI検査を行います(▶3)。
顔面神経麻痺と診断された場合、軽症であれば内服薬治療を行い、重症であれば1週間の点滴治療を行います。また重症で改善傾向がない場合には近隣病院に紹介して手術による治療も考慮します。
● 次のような症状がないか?
◆ 一方の口から水がもれる
◆ 片眼が閉じない
◆ 額にしわが寄せられない
◆ ほっぺのしわが消えた
◆ ほっぺがふくらませない
◆ 口笛が吹けない
● 耳の痛みがないか?耳に水疱がないか?
● 顔面に強い痛みがないか?手足のしびれ・脱力がないか?
デジタル咽頭スコープ/デジタルメディカルスコープ VersaCam
株式会社 ニデック
のどの状態は患者さんご自身でみることができませんので、異常な部分を撮影し写真で説明いたします。 また時間の経過とともにどのように変化(改善)しているのかも過去の写真と比較しながら説明します。
CT、MRI検査(予約制)
内科放射線科 植月医院
医療連携している植月医院に依頼してCT・MRI検査を数日以内で行います。CT検査MRI検査によって異常の有無をより細部にわたって診断し、放射線診断専門医の診断報告書も参考にして最終診断を行います。患者さんの事情によっては植月院からの送迎車を当院もしくはご自宅まで手配することが可能です。
クリックすると
詳細が見れます→
アレルギー
(花粉症)
中耳炎
副鼻腔炎
(ちくのう症)
咽頭炎・扁桃炎
(のどの痛み)
風邪
小児感染症
インフルエンザ
感染症・予防接種
がん検診
顔面神経麻痺
いびき
睡眠時無呼吸症候群
めまい・難聴
耳鳴り
〒590-0111 大阪府堺市南区三原台4-1-6三原台医療センター内